スザンヌ、16歳の作品情報・感想・評価

「スザンヌ、16歳」に投稿された感想・評価

Moomin

Moominの感想・評価

4.6
映画は時に芸術的に映る

16歳 高校生のスザンヌ
周りの同級生のノリとはウマが合わず
退屈した日々に一回りも歳上の男性と出会う

スザンヌのささやかな表情の変化がこの映画美しくする
それは作られた顔に見えず、そこに流れる時間がよく感じ取れる

彼女の恋に対する未熟さが初々しく
それでもってどこか美しい
16歳で抱える繊細な気持ちを映像表現で
それがどれだけ難しいことか

音楽も上手く使い
時より使う手持ちのショットが名作を生み出していた
おっさんとのデートが朝食なの、監督の未熟さでもあり良さでもあるでしょ
MCATM

MCATMの感想・評価

3.0
この映画の完成度が高いかとは別の話で、才能はすごくあると思う。いくつかのシーンは、目を見開かされるようなものがあった。特にダンスにまつわるシーンが印象的。物語後半で抽象度が高くなっていくが、ここはもっと解像度上げられたのではないかと思った。
K

Kの感想・評価

4.9
15歳で脚本書いて、19歳で監督・主演やっちゃうなんてどんだけ早熟やねんって思ったら、映画作りの発想がかなり城定秀夫的でびっくり! あたまの肥大化したひとがその重みに耐えられなくなってあっちこちフラフラして色んなものにぶつかりまくるみたいな。パパにバイクの直し方を聞きに行っちゃったり、ズボンとスカートどっちが好きか聞きに行っちゃったり、恋人が食べてたからって同じイチゴジャムパンをママにお願いしたり、うっかり入っちゃいけないところに入ってしまったり。あとは恋人をこっそり見守る視線も城定に似ているような気がした。ちょっぴりミュージカル仕立てもいいね!
あと、この映画に寄せた首藤凛のコメントがとてもよかった。
「16歳の夏、ソーキそばを食べていた時に、ひと回り年上の好きだった人が麺はこうやって啜るんだよと教えてくれた。“教えてくれた”って思ってた、この映画を見るまでは。グレナデンソーダで退屈を赤く染めながら、赤いスクーターには乗らないスザンヌのことが好き。」
思春期/青年期の周囲にいる同じ年頃の人間が幼く感じてしまったり退屈に思う気持ちあるよね

ちょっとお洒落で大人びて見える相手に恋をして、結局はそれもうまくいかなくて傷付いたりして、少しずつ大人になっていくんだね

追記
映画の監督、主演、脚本は全て主人公と同名のスザンヌ・ランドンが務めている。
2000年生まれの彼女が撮ったこの作品は、後から振り返った時に見る一歩引いた目線からではなく、リアルタイムで体験している目線から描かれており、その点に意義のある映画。

大人が昔の出来事を回想してそこに意味を見出して描くのではなく、まだ意味の薄いリアルタイムの体験を描くことで、そこに意味や解釈を付けることを我々観衆に託している。
らしい。
https://youtu.be/A0KZZuK_gS8
ゾ

ゾの感想・評価

3.2

このレビューはネタバレを含みます

結構すきだなーとおもった、年の離れすぎた恋愛には搾取の匂いがするので、あまり賛同できないが スザンヌの笑顔がとにかく可愛くてこんなん親だったら甘やかしてしまうがな〜!という感じだった、いたずらっぽくてでも無邪気で良い子なんだなー!!って感じの笑顔、ほっそりして手足と首が長い女の子たまらん 市川実日子さんに雰囲気が似てる、唇が薄くて顎がしっかりしてる感じ 赤の色彩がすごくすき、グレナデンソーダに赤いお財布、赤いニット、イチゴジャムのパン(同じもの食べるのすごく可愛いね)、赤い本、赤いスクーター、マホガニー(これは実物出てたっけ)などなど、、、衣装ダンスにチューするところはかわいくて、でも危うくてこれ本人は後から後悔したりしないかと勝手にハラハラしてしまった 消費されることを許しかねない気がする 男性の好みを知りたいと思って真っ先にパパに聞くの可愛くてでもアホー!!!て感じで笑ってしまった、しかもスカートノルウェイの森の緑ちゃんくらい短いし カフェでラファエルの隣に座った時の自分から声掛けないで気づいて欲しい感じ(相手からしたらあきらか座ってきた時点で気づいてるのバレバレなのに)めっちゃ痛々しくてでもわかる、構図も綺麗で素敵だった グレナデンシロップってザクロなんだ、グレナデンを知ったのがカクテルの材料としてだったわたしにはスザンヌがレモネードでそれを割って飲んでいることがとても眩しい サラッと関節キスするラファエル大人だし、でも気に入ったって言いながら頼んだのに飲み残すなよ、去った後に残されたの飲んじゃうスザンヌはめちゃくちゃかわいい マスカラ挑戦してみるけど全部失敗するの初々しくてかわいいしなんかわかる 同年代を退屈に思ってる女の子が決して秀でた容姿な訳じゃないのリアルできつくて良い 朝食に誘われて下手くそダンスでノリノリなっちゃうの可愛い、オペラのシンクロのシーンは意味わからなすぎてなんかじわじわきてしまった ふたりの世界にはいっててわたしたちはそこに入っていけないってことなのかな 終わりの方はあんま楽しい感じじゃなかったけど 最後の笑顔が可愛くてよかった おしまい!
ntkseng

ntksengの感想・評価

3.5
やさしい女、からのこれだったので逃げて..としか 10年後くらいにおっさん殴る映画撮ってほしい
心に生まれた隙間をどうしていいのかわからなくなった時に見つけた答え(この場合、大人との恋)。
ただ、答えが見つかった瞬間から始まる焦燥感と煩悶、わかる。
本作では、その心の機微が曖昧に表現されていて、わかりにくく、少し残念。
しかし、若干二十歳の監督(脚本、主演も!)の彼女、非凡で、既に世界で戦っている。拍手。
1/21(金)〜1/27(木)15:40〜
1/28(金)〜2/3(木) 20:00〜
Morc阿佐ヶ谷にて上映!
これぞザ・フランス映画🇫🇷🗼
白いシャツとスニーカー、赤いヘアゴムで無造作に束ねた髪。グレナデン(ざくろ)シロップのレモネード割り。年の離れたラファエルとの恋、大人の世界への憧れ。
16歳の少女スザンヌのひと夏の恋の物語。
彼女が美人じゃないのが映画的にプラスになったと思う。『なまいきシャルロット』を彷彿とさせる。

スザンヌを演じたスザンヌ・ランドンが監督・脚本も兼ねているというのが驚き、制作当時19歳。
パリ大好き女子にはオススメです。
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