町蔵

ラヴ・アフェアズの町蔵のレビュー・感想・評価

ラヴ・アフェアズ(2020年製作の映画)
4.0
 『キッスをよろしく』(2007)、『令嬢ジョンキエール -愛と復讐の果てに-』(2018)など、軽妙な恋愛コメディの名手として“エリック・ロメールの後継者”や“フランスのウッディ・アレン”とも呼ばれるフランスの人気監督エマニュエル・ムレのヒット作。第73回カンヌ国際映画祭オフィシャル・セレクション2020に出品され、第46回セザール賞でエミリー・ドゥケンヌが助演女優賞を受賞、第26回リュミエール賞では最優秀作品賞に選ばれ、2020年「カイエ・デュ・シネマ」誌ベストテン第5位に選出されるなど高い評価を得た。日本では第33回東京国際映画祭などで上映され、EUフィルムデーズ 2022では『言葉と行動』の題で上映された。
 いとこのフランソワの家を訪ねて田舎にやってきた作家志望の青年マクシムは、駅でフランソワのパートナーで妊娠3か月のダフネに歓迎される。フランソワが急用でパリに戻ったため、ダフネが数日間マクシムの相手をすることになったのだ。マクシムとダフネは、マクシムが愛情をテーマにした小説を書きたいのだが、なかなか書けないという話から、お互いが経験した過去の恋愛や人生について様々なエピソードを明け透けに語り合う。そのうちに、2人の間に特別な感情が芽生えていくのだが…。
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