☆愛に生きるフランスらしい、片思いや不倫や三角関係、四角関係といった恋愛感情の絡み合いが、回想する形でさらに二重に展開するのが、複雑で観いってしまう。
☆ただの恋愛話をここまで面白くしているのは、構成の巧みさだと思った。
☆宮殿のような伝統的で趣ある造りの内装に、白や赤を基調にしたモダンな家具や小物が、センスよく美しい。
☆誰か2人が一緒にいるシーンで、しばしば背後に大きくお洒落なランプが映るのが、何かの暗示なのか。
☆ざっくり纏めた髪に、ニットにミニスカート、メガネなどファッションスタイルも揃ってシックで可愛い。
☆すれ違いが続いていくのは、切ない。
☆終盤にかけて、段々と優しくゆっくりとした雰囲気になっていくのが、不思議な感覚にさせてくれる。
