ゲイ映画と位置づけられると勿体無いと思う。
鑑賞への興味を持つ層が絞られてしまうという意味で。そしてプロモーションもそうではない方向でした方がいいのになあと思う。
実際セックスシーン的なものをあまり描いていないのもいいと思う。
「’８５年感」が感じられて、若いまだ色々恋愛にも免疫がなく、多感な頃は性的嗜好に関係なく、そこを通過した誰でもわかる感情はあるのでは。
最後のシーンでもそうして多分今後段々と恋愛観も恋愛の仕方もそのバランスも取れていく大人に成長していきそうな、本当に８５年の短い初めての「愛」を切り取ったような感じで終わっているのもよかった。
