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Summer of 85のsilkのネタバレレビュー・内容・結末

Summer of 85(2020年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

登場人物に全然感情移入できなくて、どうしたものか…と思いながら見てたけど、初っ端から「お前の物語じゃない」と突き放されているので、理解できなくて当然か…と思いながら観てた。自分の言動を説明できない時って往々にしてあるし(特に若い時は尚更)、主人公達が自分の心が赴くままに感情を爆発させている様を見ると、それだけで有難いというか、稀有な事だなと思う。とにかく全然理解できなくても、映像が綺麗な雰囲気を楽しむ映画だと思えばオールオッケー👌👌👌

『君の名前で僕を呼んで』に影響を受けただなんて、盛大な皮肉。始終美しく明るい景色の中で、永遠と主人公達の闇と不合を見せつけられて、永遠とモヤモヤした。オゾンの映画は数本しか観たことないけど、全部こんな感じだったなぁ。

ロケーションはロメールの『海辺のポーリーヌ』を観てるのか?と錯覚するほど似てると思った。結末は唐突だけど結構好きです。(結末もロメールに似てると思った)

それにしても、アレックス役のフェリックス・ルフェーブル君は、本当に可愛く可愛く描かれていて、髪色も地毛の茶色を金色にして、バカンスシーズンとはいえ執拗に裸を写したり、女装させたり、なんか監督の願望が詰め込まれてる気がしておもろかった。
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