このレビューはネタバレを含みます
悪役でしか見た事なかったけど、マッツ・ミケルセンが最初から最後までの日常の演技を初めて観て、色々と驚かされた。
どんなシーンでもオーラが溢れていて、疲れたつまらない歴史の教師の筈なのに、どこか品があって成り切りながらも成り切れてない感じ(良い意味で)。
そして何故かキレるシーンがしっくり来てしまう所もあり。
『ジャズバレエ』を習っていた設定で、作中何度も『ちょっと踊ってみろ』と、振られても気恥ずかしそうに固辞しておきながら、あのラストですべてをかっさらった華麗なダンスは何なんだー？
って、もとダンサーをやっていた事もあるのね、どおりで。
ダンスも、ボトルでお酒を飲む姿もステキだけど、ストーリー的には、踊りを止めて、酒を止めて、早く奥さんに連絡してー。とヤキモキ。
0.05%とは言え、ずっと体内にアルコールを留めるなんて依存者以外の何者でもないと思うけど。
4人で試して全員が無事に済むとは思わなかったけど、意外な人が溺れてしまったな。
