ちょっと酔っ払ってるくらいが人生上手くいく。
そんな論文を信じて常にアルコールを摂取し続ける高校教師たちの話。
酔っ払いはやっぱりいつ何時も面白い。
どんなシチュエーションだろうが、酔っ払ってるって笑っちゃうな。基本この映画、ずっとみんな酔っ払ってるから笑える時間が沢山ある。そこがなんとも愉快で楽しかった。
ただ、結局お酒は良くない事にも繋がるよねという割と分かりきった展開が待っていたのには少々不満がある。そういうの見たかった訳じゃないんだよなぁと思った。だって、ずっと酔っ払ってたらエスカレートしてトラブルになるのは目に見えてるじゃん。
結局お酒を否定しているように思えて、そんな単純なことなのかなと疑問に感じた。
ただ、主演のマッツ・ミケルセンはやっぱりいいですね。シワの一つ一つに味がある。グッと顔にカメラが寄った時の横顔の哀愁と色気。半端ないっしょ!顔映るだけで、生活の苦労がスッと伝わってくる。本当にいい役者。
マッツの芝居の説得力がこの映画をとても入り込みやすいものにしている。彼の目尻のシワを見に行くだけでも一見の価値あり。