せ

アナザーラウンドのせのレビュー・感想・評価

アナザーラウンド(2020年製作の映画)
3.5
"失敗したあとは、

自分の不完全さを認めること。

他者と人生を愛するために"

実存主義の祖、
哲学者キルケゴール。
彼の名言は心に響くものが多い。



仕事、家庭どちらにも
疲れ切った教師たちが
過去の偉人に従い、
一定の血中アルコール濃度を保てば
楽しく仕事もできるし
生きやすくなるんじゃね?と考え
仕事中も酒を飲むようになる。
低い濃度であれば良い影響があったが
段々とエスカレートしていき...
という話。

(フィルマークスの皆さんの感想を見ると
皆さんのお酒にまつわるエピソードが読めて楽しいです。
勝手に楽しませてもらってます。
皆さん、やはり人それぞれありますね。
考え方とご経験が、、笑)

最初、主人公は
「君には自信と楽しむ力がない」と
仕事仲間から言われていて、
私か?となった。グサリ。


人の脆さ。弱さ。
そして、誤魔化すための
アルコールの存在。

酒に頼りながら、
仕事を必死に頑張る社会人におすすめ映画ですね。

ちなみに私は仕事中も飲んでしまいたいと幾度も考えたことがあります。
(もちろん、しませんけど笑)


なんで人は弱いんだろうか。
どうして1人じゃ
生きていけないんだろうか。
と考えさせられた。


欧米人の方が日本人より
アルコールには強いはずなので
あんなに飲んで顔色変わんね〜のかよ?!すげェ!てなった。
日本人でもたまにいるけど。

てかデンマークは
子供でも飲めちゃうくらい
酒の規制が緩いらしく、、。
強いからかなあ〜
日本と比べるとびっくりよな。

最後まで観ると、
私としてはとても爽やかな気分になった。だって数年前社会人になったばかりで
大学時代より
酒に頼ることがまさに今、増えているから。

そう。
世の社会人が酒に頼る気持ちが
「「わかる」」ようになってしまった。

この映画でより
欲求を駆り立てられてしまいました。
いかんいかん。
酒弱いのにメンタルも弱いが故に
処方箋なく気持ちを楽にできる
酒という名の薬に頼ることが多いので。
最近はいかんなと思ってセーブしてたのに。いかんよ〜笑 飲みたくなったよ〜笑


彼らがどんどん飲酒量増やすもんだから
いつか大変な展開にはなると思った。
やはり家庭は崩壊するわ、
友人は逝去するわ。

でも最後にはhappy。
酒で楽しく祝って
歌って爽やか笑

ストーリーはそんなおもろくないけど

お酒はほどほどにね!
すると良い感じに
人生楽しめるよ!という
正しい酒の飲み方を学べる映画ですね。

ちなみに試験に悩む男の子役の
アルバト・ルズベク・リンハート君は
いま21歳。

彼は同じくデンマーク映画
「きっと、良い日が待っている」にて
マッツの兄であるラースミケルセン演じる大人にボコボコに痛めつけられています。
デンマークの子役俳優なのね。
かわいいね。

北欧の方、長身で髪色が美しく
眼の色が綺麗。
なんて素晴らしいんだ。
私のタイプがゴロゴロいる国々と思うとウォオオとなります。

でも!
私はなんの映画みても
マッツミケルセンが
なんでここまで人気なのか
「?」なんだよなぁ
そんなかっこいいか?
イケてるとは思えず。
あはは…(個人の感想です)
せ