このレビューはネタバレを含みます
2023.07.14
酒は飲んでも呑まれるなとは本当に本当にこの事。
血中アルコール濃度0.1までは、少量のアルコールのおかげで生徒に興味を持たせる授業ができたり意欲が増したり行動的になったりいい事ばかりだった。
しかしそれ以上を超えてしまうと悪いことしか起きない。トミーが亡くなった理由は正しくは分からないが、お酒がバレて解雇になったこととアル中になってしまったことが原因ではないかと思う。
お酒を飲んで別人になるのと同じようにまさにお酒を飲んでアナザーラウンドに踏み入れるが、そのラウンドにどこまで踏み入れるかで運命が変わってくると感じた。
ラストは生徒たちとお酒を飲んで楽しそうにしているが、ここまでの事態がありながらまだお酒自粛的なことをしないのは少しびっくりした。
大人になってお酒を飲んで仲良くなろうみたいなことはよくある事だが、自分の限界値は見定めておくべきだ。でなければこの作品の終盤のようになってしまいかねない。