松井の天井直撃ホームラン

名も無き世界のエンドロールの松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

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☆☆☆★★

但し、鑑賞前から知ってはいたが。裏のストーリー(又は真のエンディングなのか?)は配信で…。
との製作側の思惑を考慮すると、本当の採点は、、、


☆☆☆ が妥当か…と。


原作読了済み。少しだけの感想。


原作は時間経過を行ったり来たりさせており、その辺りは映画本編でも同じではありました。

男の子2人と女の子1人。
その不思議な三角関係は、読み始めて直ぐに「『突然炎のごとく』の様なトリュフォー的な話なのかな?」…と、当初はワクワクしたのですが。そんな思いは、原作が持っていた《回りくどさ》によって、どんどんとかき消されてしまい。読み進める度に、少しずつ苛々へと変わっていく結果に。

それだけに、読みながら何度もウンザリとさせられる原作だったのですが。この映像化では、とにかく簡潔に描く事に努めた脚本の力が大きく。(観ていても)スンナリとストーリー展開に馴染んで行けた事でした。

観る前は「原作読んじゃったからなあ〜!どう考えても面白くなるとは思えないしなあ〜!」…と思っていただけに。原作の中で、ヨッチが語る幾つかの言葉が映画本編で印象的に(観客の記憶に)残る様に使われ。リサ役の中村アンが、ビッチ役を予想外にピッタリだったのも相まって。意外にも楽しめた訳であります、、、が!

…いかんせんと言いますか、、、まあ、〝 そもそも 〟ですね〝 そもそも 〟( ˙-˙ )

そ も そ も な話の展開ですよ本当に。

いい加減…とは言いませんけど、何だかな〜って言う展開ではありましたなあ〜(u_u)
【こうゆうの】を、《どんでん返し》と言うのなら、、、ソレちゃうぞ!と。

尤も、「目くじら立てるモノじゃないだろ!」…と言われて仕舞えば、、、「確かに!」…としか💧

2021年2月4日 TOHOシネマズ西新井/スクリーン9