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スネーキーモンキー/蛇拳のrage30のネタバレレビュー・内容・結末

スネーキーモンキー/蛇拳(1976年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

蛇拳の名手と出会う、青年の話。

「落ちこぼれ青年がメンターと出会い、成長を果たす…」と、物語自体はベタな感じ。
修行シーンもしっかり用意されていますし、カンフー映画が好きな人なら楽しめる作品でしょう。

その上で、本作の特徴となるのが、かなりコミカルな作りになっている事。
どんなシーンにもユーモアが塗されているので、辛いシーンがあったとしても、基本的には明るい気持ちで見る事が出来ました。

そして、そんな本作の世界観を体現するのが、主演のジャッキー・チェン。
キレッキレな身体能力も然る事ながら、やっぱり、この人の陽気なキャラクターは見ているだけで元気にさせてくれます。

硬派で陰キャなブルース・リーが一世を風靡したからこそ、軟派で陽キャなジャッキーが求められたのだろうし、実際、本作がジャッキー主演作としては初のヒット作になったとの事。

個人的には、あまり蛇拳自体に魅力を感じないというか、もうちょっと蛇感を強調して欲しかったかなと。
そういう意味では、猫の鳴き声が聞こえてくる猫拳の方が面白かったです。笑
でもまぁ、カンフー映画として及第点を与えて良い内容だと思いますし、ジャッキーの初期代表作として、ファンならチェックしておきたい作品ですね。
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