かっこ

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのかっこのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

情報量多すぎ。字幕で見観たのを後悔。
というか、始まって5分で前作は吹き替えで観たのを思い出した。

冒頭から超ド迫力アニメーションを食らわせてくる。
そこから怒涛のように重要展開。ワクワクが止まらない。
場面転換後も、テンポのいい展開で観客をスパイダーバースの世界にぶち込んでくれる。
とにかく色々な表現がハイスピードで駆け巡る「最先端でーす」と言わんばかりのアニメーションが楽しすぎ。
まさに一瞬一瞬がひとつのポップアート。
複数のスパイダーマンが画面内を縦横無尽に駆け巡るアクションシーンもたっぷり。
アクションだけでなく、マイルズとグウェンの家族を巡る展開も。二人がさらに好きになる。
スパイディ風味しっかりの軽口多め。
オリジンとしてみんなが同じような悲劇を経験するというのはメタっぽい要素な気がするけど、
それを基準点という説明でストーリー上の展開に繋げていくのはなんだか好感が持てた。
ヴィランの抱える闇もしっかり深い。
アクロス(交差)するスパイダーバースには実写世界も含まれてて鳥肌。
展開が広がりすぎてて「あーこれ終わらないやつだー」と思ったらto be continued。
二部作とは知りませんでした。早く続き観たいぜ。

「マイルズが数多のスパイダーマンの中で特異な存在である」という事実は、
同時期に公開している『ザ・フラッシュ』の展開との類似性を感じてしまい、
これはタイムループ・マルチバースをテーマにした作品の宿命だよなあと良くも悪くも納得してしまう。
かっこ

かっこ