レフンがDVDの解説文に書いているように、どこかファスビンダー味を感じる作品。それとケン◦ローチの手触りが混ざったような感触。それでもカメラワークもセリフもガタガタであることには変わりないが、それゆえの妙な生々しさがある。

アンディ・ミリガンの失われた作品だったらしいが、数年前にレフン監督とBFIでレストアしていた。

ロンドンを放浪してる男と謎の美女が一緒に住み始める。
マザコンぽくも見えるディンクは美女ディーに言われるまま。
女性が強くて男のメンタルやられてしまう話だと思わずたがちょっと違う。
どっちもどっち。男がうっとうしい場面もけっこうあり。

お互いが束縛したりコントロールしようとしたりの状態、ある程度まではあるあると思えるが、それが度を越えてくると…

思っていたほどの際どさはなく、意外と見やすい映画だった。

• #DVDBlurayVHS保有_みむさん