千葉大の映画サークル、シネマウント・フィルム・パーティーはディレクターシステムを採用されているという。
という投稿をツイッターで見て、ディレクターシステムってなんぞやと思い関係者の方に聞いてみた。
小野監督は千葉大のOBで、シネマウント〜の創始者であり、現在も籍を置きつづけ、学生さんと共に毎月映画を作成されているのだという。
その監督作品数は優に170作を超える。
この方はインディーズ映画界の生ける伝説なのではないかと思った。
現在50代くらいであろう小野さんの作られる作品は、若者が主人公で、女性の場合が多い。若者に寄り添った、なんと若々しい映画なのか。
そして作品の内容も、インディーズ映画の傾向である内省的であったり前衛的であったりアカデミックな難解な映画ではなくて、あくまでストレートなドラマなのもとても好きです。
本編は素晴らしい内容なのですが、個人的には小野作品でほぼ毎作登場する女優さん、そして舞台となる部屋のボロボロさ(監督のご自宅!?)がたまらなく愛おしいです。
監督が女優さんのことを本当に良く思ってると、それが画面に現れると思うのですが、この作品含め監督の作品にはそれが感じられます。本当にステキな作品でした。一生小野さんの作品を見続けたい