技能という面では超絶な速さで弾きこなすのは、とてもじゃないけど、真似できないし、あっけにとられた。血だらけのピアノもギブスも、星飛雄馬かと思った。映画の演出としてはドラマチック。
しかし私が普段聴いている、マレイ・ペライア、グレン・グールドのバッハと比べると単調で表現力に乏しいと感じた。
知り合いの某音大の教授と話した時感じたのだが、プロのピアニストは、譜面のように弾けるのは、当たり前。
作品として世界的名声が得られるレベルの演奏には独自の解釈と、類い希な構築力が必要になる。
一流の人は、凡人の頭では理解しかねる行動をすることもあるだろう。
苦難の中、破滅しないで、音楽家として、独自の道を切り開かれたことは素晴らしいです。😊
