たますけ

マイ・バッハ 不屈のピアニストのたますけのレビュー・感想・評価

3.6
ブラジルのピアニスト。ジョアン・カルロス氏の人生を追ったヒューマンドラマ。
まだ81歳で御存命なのにこんなに赤裸々に描いていいんですかね。汗
ピアニストというより、もはやピアノオタク。
ピアノ以外の要素があまりなかったので(ご家族のこととか)逆に潔いなと思いました。
鍵盤を血だらけにして演奏するシーン凄かった。
情熱というより気迫を感じた。
後半で無音の鍵盤でリハビリしてる時はマンションの住民にタイプ音が煩いと苦情が出たのに、グランドピアノに変えたら「窓を開けてくれないと音が聴こえない」って苦情が変わったのが面白かった。
最後の手術の時にバックで流れたショパンが胸に響いた。

そしてエンドロールのシューマン、めっちゃ良かった!!
映画の中で使用される全ての音源の演奏を、ジョアン氏御本人が担当しているので、聴きごたえもたっぷりです。
たますけ

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