AB型の末っ子

エノーラ・ホームズの事件簿のAB型の末っ子のレビュー・感想・評価

4.5
ストレンジャー・シングスをイッキ観したら、ロスになりかけたので、ミリー・ボビー・ブラウン主演のこちらに流れてきました!

ストシンのときよりもおしょべりなエノーラ役のお陰で、素敵なミリー・ボビー・ブラウンのブリティッシュアクセントが聴けて眼福ならぬ耳福でした!

主人公はシャーロックの妹エノーラ・ホームズということで、探偵物の謎解きはとてもテンポ良く進んでいくので、観ていてワクワクが止まらない展開。
事前に伏線として出てくるので、回収していくのが気持ち良すぎる!ちゃんと回想してくれるので分かりやすいのが良い。

ミリーが「第四の壁」越えて話し掛けてくるコメディなので、油断していましたが、テーマは舞台である19世紀末のイギリスにおける女性たちの権利。
エノーラが男の子と服を交換するのがネタになって笑っていましたが、男のふりしないとどこにも行けない、女性たちの居場所の狭さを批判しているようにも感じました。

今作は、シャーロックを散々に言いまくるのも面白さの一つw
ベネディクト・カンバーバッチやロバート・ダウニーJrが演じてきたシャーロック・ホームズ。
ヘンリー・カヴィルの演じるガタイの良いシャーロックが妹にはなかなかしてやられているところはヘンリーシャーロックが愛らしく見えてたまらないw

反して、マイクロフト…。終始、典型的な最低男過ぎて、ヒゲ面に一発かましたくなるw
しかし、それだけイラツカせる演技をしたマイクロフト・ホームズ役のサム・クラフリンは、「世界一キライなあなたに」の王子役や「ハンガー・ゲーム2」のフィニック役で、セクシーなハンサムを演じていただけに、あのヒゲ面はギャップがすごかったですねw

そして、母親ヘレナ・ボナム・カーター!!
流石ヘレナ・ボナム・カーターなので、普通の母親じゃあない!!
しかも、回想シーンでやたらと出てくるw
言葉全部、人生のためになる名言過ぎて、カレンダーにしたくなるレベル。

原作は小説ということで、是非読んでみたい!

とりあえず、ミリー・ボビー・ブラウンとヘンリー・カヴィルのかけあいだけでも観れて満足でしたw