こまつな

#フォロー・ミーのこまつなのネタバレレビュー・内容・結末

#フォロー・ミー(2020年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

2度は見ないでよし!

人気配信者がより面白いコンテンツを探していた所に、知人からの誘いで超リアルな脱出ゲーム的な事をやろうと持ちかけられる。

内容は一切秘密。
ただ伝えられたことは、
2度とは体験できない、最高に過激で、リアルに見えるかもしれないけれど、これはゲームだ。と。


友人たちとゲーム会場である他国へ乗り込み、一同目隠しをさせられロシアの旧監獄からゲームがスタート。
主人公はリアルな演出に戸惑いつつも、リアル配信されているカメラに視線を向け、序盤は着実に謎を解いていく。
友人達も監獄内に監禁されていて、この脱出を助けるミッションをこなしていく必要があるようだが、だんだんと仕掛けが過激になっていき…



これは本当にゲームなのか?リアルなのか?
と困惑する中盤までは割とドキドキしながら見れた。
実際に人が死んでいく描写が出てきたあたりで、
あぁ、これは本当にめちゃくちゃリアルに見せて実は生きてるパターンだな、とドッキリの可能性は確信できた。

続くシーンからも、ドッキリの匂わせは所々にあり、
なぜか主人公の拘束だけぬるかったり、
銃持った巨漢が何故か無意味な突進心中、
ドライバーによる逃げチャンス…


逃げるチャンスのところは人間性を測るシーンだったのかな?と思う。
詰めが甘いという評価もあるけど、ここはあえての分岐点だったんじゃないかなと考察。
ここで逃げててもネタバラシされてたと思う。おまえ逃げたな!薄情者!と
実際助けにいった時に、友人のセリフが「助けに来てくれたのか」だったから
主人公の勇姿と友情が見れたシーン。



評価が分かれる問題のオチの場面では、まあ予想はできていたし、オチも面白いけど、ただの胸糞で終わってしまう演出は本当にもったいないと思う。


ゲームマスターが殺されないとこのオチはできないんだけれど、なぜ1人で出てきたのか?
キレて殺される可能性ぐらい、こんな大掛かりな仕掛けができる人なら予想できたよね。
と思わずにはいられないので、そこに矛盾を感じてしまい、なんかなぁ〜、、で終わってしまう。


このシーンにツッコむ方がやはり多いので、私なりの1人で出てきた事への考察

・やはりネタバラシは演出的にゲームマスターがやるのが良いとの演出面から
・相当際どい事をやっているんだ、殴られるぐらいしないと割に合わない、と思ってわざと


生死を分ける原因となったのは1人で出てきた事じゃなくて、最後まで銃をもたせちゃった事だよね?
最後の格子から抜け出すシーンで、拳銃を手に持っていくカットが映る…
ただ手で殴るんじゃなく、拳銃でも殴ってしまったからこその破壊力。

この意味深なカットの仕方は、仕掛け人側の詰めの荒さを表現してるのかなとも思える。
水槽のシーンでも二度ほど歯車のカットが映るが、これ力技で無理やり扉を壊してるけど、この方法思いつかなかったらどうしてたの?
これは予想外の出来事なの?と


詰めの荒さからくるデッドエンドに、もやもやが残る作品となりました。
まぁでも殺されても仕方なくない?と思うゲームの過激さだったと思う。
協力する友人達も責めるべき、やりすぎだろ。
こまつな

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