ごい

トランスジェンダーとハリウッド: 過去、現在、そしてのごいのレビュー・感想・評価

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※あえてノースコア

ハリウッドやアメリカの興行界におけるトランスジェンダーの扱いが、最近までかなり問題のある状態だったことに驚いた。西海岸はもっと進んでいると思っていたので、この現実は意外。

トランスの役を非当事者が演じ、その役柄が嘲笑の的とされたり、ステレオタイプを押し付けられることは、市井の当事者にとっては大変酷い話だ。(ハリウッドに限らず、日本でも起こり得ている問題かもしれない)

最近では、トランスジェンダーの俳優が当事者役を演じ、脚本にも当事者の声が反映されつつあるようで、発展途上ながら前には進んでいるのかな、、、昨今はキャスティングの当事者性が定番の課題として認識されているのは良いことなのかもしれない。(キャンスティングの過程においてそれをメタ認知しているか否かは作品にも出てくるしね)

この作品の中で、自分が以前観た映画も取り上げられていたが、このドキュメンタリーを観る前と後で、捉え方は大きく変わることになるかもしれない。
これまでも旧作映画を観るとき、「え、これ笑うところなのか…?」と感じて純粋に楽しめないことがあり、それが少しもったいないと思っていたが、むしろその視点を忘れないようにしようと再認識した。
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