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ボーイズ・ステイトのプレコップのレビュー・感想・評価

ボーイズ・ステイト(2020年製作の映画)
3.8
『アメリカン・ティーン』政治編

テキサス州ボーイズステイトに集められた1000人の少年たちに模擬選挙をさせ、知事を決める合宿を追う。

少年たちを集めて、いきなり連邦党と国民党という二つの政党に分ける。予備選挙で各党の代表を選出し、最終の選挙へ進む。

連邦党、国民党の候補者とその陣営の委員長たちがクローズアップされるが、彼らのキャラクターがそれぞれ立っているのが興味深い。特に国民党のロバートは選挙活動を続ける中で建前と本音を使い分けており、政治家の二枚舌がなぜ起こるのかを悟る。でも、自分は騙しても国民に対するウソはもっと悪くそれはしないと語るロバートの説得力が印象的だった。

1000人規模の少年たちが集まるとホモソーシャルも度を超していて、ミームGIFや法案大喜利が繰り広げられていく。そんな中でもスティーブンは冷静で、演説の言葉によって支持を広げていく。それでも最後の選挙結果はアメリカでトランプが再び当選してしまう構図の縮図のようで、強いだけで薄っぺらい言葉が持っている中毒性と魔力を感じ取れてしまった。
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