処女シスターと日本刀
敬虔なシスター(志穂美悦子)が、ヤクザの二代目を襲名する号泣ラブコメアクション(;゜∇゜)
これが名作か?と言われると自信はありませんが…傑作です( ;∀;)※自分規準
これより前に、
「セーラー服ときかん棒」という似たような大ヒット角川映画があったんで、こちらはいまいち知名度も人気もありません(*´-`)
こちらも「セーラー服…」も小学生の頃観たんですが、号泣したのは本作(;つД`)
泣いたなんてものじゃなく号泣ですよ(´д`|||)
「世の中にこんなおもしろい映画があったのか?(;゜∇゜)世界って広えなあ…」と思った当時の桔梗少年(たぶん8才くらい)
前半は、志穂美のえっちゃんの取り合いをするヤクザの二代目・岩城滉一と刑事の柄本明の三角関係ドタバタラブコメ♪
まあ、色々あって、「めぞん一刻」展開になり、えっちゃんはヤクザの岩城との結婚を選ぶ。
そして、後半は、血で血を洗う号泣リベンジアクションになる(;つД`)
ラブコメからいきなり任侠映画に…
この映画が、ずば抜けてうまいのは、前半のラブコメ部分に、
後半の任侠映画のための組抗争の背景や各キャラ立て、人物の相関関係の説明をしっかり観客に済ませておいたこと。
おかげで、ジャンルがいきなり変わっても、観る側は説明不足に困ることなく、任侠映画の後半部分に集中できる。
そして、
「主人公のクリスチャン」設定!
敵対組に嫌がらせに次ぐ嫌がらせを受けようが、キリスト教精神で「赦そう」とするのである(´Д`)
つまり、高倉健の忍耐以上の忍耐力(;´∀`)宗教強し!
耐えて、耐えて耐えまくるえっちゃん( ノД`)…
観客はムカムカで胃潰瘍寸前…
次々と散っていくかわいい組員たち…
犠牲になる子どもたち…
そして、嫌がらせはついに越えてはならぬ一線を越えてしまった。
もうヤクザ役の蟹江敬三に号泣です(;>_<;)
映画の3割は、蟹江敬三の演技と存在感で成り立ってるかと。
わたし、処女だけど、このときの敬三になら大事なものをあげてもいいと思ったわ(*/ω\*)
たまりにたまった怒りが限界に達したとき…
えっちゃんはシスターの服を捨て去り、神が与えし、伝説の日本刀を手に取る…
この復讐カタルシスを越える映画が他にあるでしょうか?
そして、邦画界最高のアクション女優だった、えっちゃんのリベンジ劇と名台詞の数々にしびれろ!
「次郎さん…
こういう時はいくらなんでも、
落とし前つけなければいけないんでしょうね…
あんまりですもんね…
わたし、頭に来ました!」byえっちゃん
思い出すだけで泣く(´;ω;`)