おさむちゃん

もう終わりにしよう。のおさむちゃんのレビュー・感想・評価

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)
4.4
示唆に富んだ内容。

考察を見て分かった事は元ネタが豊富にあるということでした。そういった所では全く理解をしていなかった。

詩的な内容
生きていく事で見る世界を限りなく小さな走馬灯で語り合うかのような。

彼女は付き合っている彼氏と彼氏の実家に行くが、別れを考えている。その中で繰り広げられる会話と人生について。

カサヴェテスのこわれゆく女についてこれでもかと熱く語られている。観たことがあるから、ああたしかに〜なんて楽しんでたけれど、
観たことないとあれさっぱりなんじゃないのかと疑問を抱く。

マルコヴィッチの穴とかエターナルサンシャインのチャーリーカウフマンだけあって、何というかニヒリズムがそこかしこに横たわっている。
捻くれていて嫌だなあと思いながらも楽しんで観てしまって、嫌よ嫌よもなんとやらである。

会話に殆ど終始しており、現実的な繋がりはさっぱりだけれど、脳内の語りは個人的に面白い。
なんか色々何言っても で?で終始出来てしまうけど、それが自分にとっては楽しい。
Netflix内なら人魚伝説、ローマ、の次。

5ドルで買えるアイスがめっちゃでっかくて、日本人が感じる小さなアメリカンドリーム。
おさむちゃん

おさむちゃん