HAYATO

ウルフウォーカーのHAYATOのレビュー・感想・評価

ウルフウォーカー(2020年製作の映画)
4.0
2023年407本目
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アイルランドのアニメーションスタジオ、カートゥーン・サルーンが描くファンタジーアドベンチャー
ウルフハンターの父を持つ少女ロビンは、人間とオオカミが1つの体に共存した「ウルフウォーカー」の少女メーヴと友達になり、行方不明になっている彼女の母親を探し出そうとする
トム・ムーア監督とロス・スチュワート監督による、美しい色彩と躍動感あふれるアニメーションに魅了される
オオカミと人間が共存する道を目指すロビンの姿は、『ヒックとドラゴン』におけるヒックの姿と重なる
異質な存在に対するヘイトや偏見が分断を加速させることは、現代社会で実際に起きている深刻な問題であり、この作品はそのような事態に警鐘を鳴らしているように思う
フェミニズム的な要素を孕んだ作品でもあり、父親に「女性らしく」暮らすことを強制されていたロビンが、その固定観念を打破していく様子が見られる
本作はケルト3部作の最終作だったみたいなので、残りの2作も見てみたくなった
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