ネトフリオリジナルって、設定はめちゃくちゃ面白そうなのに、それを活かしきれていない映画が多い気がする。本作も同じで、あらすじを見るとリミットレスみたいで面白そうなのに、予算の関係上かイマイチ振り切れていない。惜しい。
なんというか、ストーリーの作りがテンプレというか、真面目すぎる。能力を初めて見せるタイミングなどもここぞと計算されてはいる。それ故に、オクスリ超能力バトルを期待しているとそれまでに長く感じる。かといって低予算ながら色んなチャレンジをしているクロニクルみたいなものではないので、やはり不足感がある。スペンサーコンフィデンシャルと似通っている。もっとドンパチやってもよかったが、やはり予算不足か。
主演ふたりの名優きっての貫禄は流石の一言。演技力も映像としての迫力も見事すぎる。また、コミカルな演出もややあり、まさかのシャマランテイストな子どもラップ要素てんこ盛りで笑った。
ロドリゴサントロ、顔が変わりすぎて誰だかわからなかった。あんなイケメンだったのに…なぜ？特殊メイク？残念。
