〈綿矢りさ☓大九明子☓のん〉
「ある範囲内にいる女子しかわかんない」ひとりの心地よさと苦悩を描いていながら、キレイにもまとまってない感が秀逸で、ノリだけなんじゃないか?と勘ぐっていたマイあまのじゃくが地団駄踏んで悔しがってます。
お肌イキイキなあまちゃんよりも、アップで毛穴が少しわかる大人ののんが最高でしかなくて…いやあ上手いな。主人公みつ子(のん)の脳内相談役のAは中村倫也の声だけ登場で序盤はのんと二人芝居の様相となっている。倫也の声いいよねえ…ナイスキャスティング。
いろいろあって浜辺にいるみつ子が呟く「ちょうどいい」。
これについては、倫也の落ち着くトーンの声と"普通"を演じてちょうどいい林遣都(みつ子が恋する会社員役)にしっくりくる言葉でもあります。でも「ちょうどいい」って何よりの理想が叶った状態なのでは?と思わずにはいられません。