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私をくいとめてのakinaのレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.6
"おひとりさま"を脳内相談役のAと共に謳歌する主人公リツコ。
うん、わかるよ、だって生きてたら仕事とか暮らす事も頑張らないといけないし、誰かとの関係を頑張る、というところまで元気もなくなってくる、正直。

私も、脳内にAが欲しい。そのくらいの想像力が欲しい。
決断力があるところがいい所なんだけど、自分の中でのあーでもないこーでもない会議がなくもない。

内容の良さはありつつ、飛行機の中の展開とか特に、あーこのハイテンションは邦画ならではかも…とちょっと半目になってしまった。私はここまで一人の時間で盛り上がれない。というかむっつりタイプだから、心の中でだけソワソワするくらい。

あと、のんちゃんと臼田さんの服装が、可愛かった。


ここから先は、感想でもなんでもないので、ここで終わってもらってもOK。観賞して思ったことを。

まず、Aの声。具現化された時にえー、いい声じゃんて思ってしまい、そのままエンドロールまで声の人に全く気がつかなかった。ああ、彼はAだ、ってエンドロールで納得。

あと、"おひとりさまの最高峰"と評された一人海外旅行。
飛行機も怖くないし、出川ばりの英語でも怖くないし、すごく楽しいのだ。Aこそいないけど、よく海外の人は話しかけあってるので、あんまり分からなくても相槌だけでその輪に入れたりして、楽しめるのだ。

自分と向き合ってこそ、他者と向き合えるってものなのかも。
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