ちぃ

僕と頭の中の落書きたちのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

僕と頭の中の落書きたち(2020年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

★4.3 アダムは幻覚、幻聴が始まりそれによって友人を傷つけてしまう事件を起こし高校を退学になる。彼の心の支えは料理で、将来は料理人になることを夢見ていた。しかし退学になったことで料理学校に通うという夢は潰えてしまう。しかし、条件付き(統合失調症の薬の投与、それによっての状況の報告、優秀な成績を取ること)で新たな学校に入ったアダムは、マヤという女の子と知り合いになる。彼女は学校の総代にまでなるような女の子だったが家が貧しく、父親は修理工をしていたが怪我で求職状態。家計を支えるために、お金を取って宿題や論文をやってあげたりしていたのをアダムに見つかってしまう。アダムは優秀な彼女に家庭教師になってもらい勉強の成績も上がってきた。そして薬の投与とマヤに恋をしたことから彼の病気の症状も収まってきたが、薬の副作用で手の震えが出たり、味覚障害になり思うように料理ができなくなってしまう。彼は薬を飲むのを止める。症状は悪くなり幻覚が再び見え始め、学校にこのことがバレ停学になってしまう。しかし、マヤとのプロムに出たかったアダムは薬を大量に飲みプロムに出席、騒ぎを起こし退学に。そんな彼は騒ぎを起こす前、小論文で素晴らしい成績を納め卒業式で発表する予定だった。彼は自分の気持ちを伝えるため学校に行き、自分の病気のことをみんな(マヤにも)初めて話す。特別に彼は卒業証書をもらい料理学校に行くことが決まる。

『怪物はささやく』の明るいバージョンって感じ。でもアダムが本当にかわいらしくて&マヤも。見ていて決して明るくない内容なんだけど、それでも心は落ちなくて見ていて希望を感じる。見ている人によってはまとまりない内容に感じる人もいるかも。
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