YAZ

名も無い日のYAZのレビュー・感想・評価

名も無い日(2020年製作の映画)
4.3
私小説的なの観る

写真家でもある日比監督実体験
の映画化
永瀬正敏監督を演じてます
孤独に亡くなった弟さんと私

実家に残り孤独で言葉も残さずに
逝ってしまった次男と若くして故郷
離れ米国に渡り写真家となる長男の私
突然の弟の訃報に故郷に戻り身近な人
訪ねての話

説明とても少ないです
親戚らしき人との関係の説明も無い
亡くなった弟の思い出話を皆ですること
も無い、私と誰かの短いエピソードを
断片的に繋げてるので一本の筋が見え
難く集中力が求められるかも

何とか2時間集中するとジワジワ
亡くなった人の気持ちは分からない。
分らないけど何を思っていたのかを頭に
留めて置くことが故人に寄り添うことで
はないのかな~などと思う
留めすぎて故人に縛られ時間を止めては
イケないですけど

私小説的で有りながらの普遍性は多くの
人にとって私小説的で有るからですかね。
亡くした人の事が自然と頭に浮かびます
死に対してフラットで有りたい
いつか必ず来る自分の死も含めて
YAZ

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