名も無い日の作品情報・感想・評価

「名も無い日」に投稿された感想・評価

ゲル

ゲルの感想・評価

3.2
冠婚葬祭は親戚が集まるから、何かと波乱が巻き起こりがち。
この作品はそういう感じではなく、静かに現実を映し出していた。
友人の子供にあんなことを言われたら、泣いてしまうだろうな。
誰かの心情を深く掘り下げた描き方ではないから、感情移入はできなかったけれど、日比監督自身が前に進むための大切な作品なのだろう。
章人は、セルフネグレクトの末の……という印象を受けた。
行政の力を借りるとか、彼を救う手立てはあったのかもしれない。
日比監督もさぞ悔しかっただろうと想像する。
狐面の少年のファンタジックなシーンだけは謎だったけれど、光をとらえた映像や墓地の空撮等印象的な画が多く、写真集を見ているようだった。
監督の実話。人はいつ壊れてしまうか居なくなってしまうかわからない。家族も同じ。命日はそれぞれの心の中に。写真家でもある永瀬さんが長男を演じる説得力があった。
kiita

kiitaの感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

監督ティーチイン付き上映会にて

きちんと向き合ってこそ
次の一歩が踏み出せる
そう思うことが出来るようになる作品

監督の実話を
監督自ら解説して下さったので
初回鑑賞ながらも
色々なモチーフが繋がり
理解が深まった

死ぬのは最後
あの手紙に光を見て

「あの子はあの子のもらった命を生きた
それでええ」
おばあちゃんの言葉通り
あっくんは自らの人生を全うしたんだよね

ラストの永瀬さんの表情がたまらない
あれがあったからこそ、そう思えた

いくつか監督から頂いたネタバレ
もう一度観る時ポイント

家に入る時の心臓音は
本当に永瀬さんの心臓の音を使った
↑あれは、演出効果抜群に引き込まれました

涙=清める
今井美樹さん、永瀬さん、金子くん、
雨のシーン

花火で囲まれてた自転車
棺をイメージ

弟が話していた
あっくんの自転車で
学校に行ってた話から
主人公の頭の中の罪悪感を表現

ゴミ収集車
実は3回あったのを2回にした
3回はしつこいかなと削った
一つ一つ片付いて行く
解決して行く 
という区切りを表現したつもり

ドローンシーンはNYを表現したつもり

熱田区、ロケ地を知ってる人には
是非観て欲しい
ここ

ここの感想・評価

3.9

このレビューはネタバレを含みます

上映後舞台挨拶で鑑賞。
監督の家族の実話。
これを映画化するには勇気がいるだろうな。
実際暮らしていた家を使っての撮影だったとのこと。
それにしても、章人が辛すぎる。
予兆というか、もうやばかったので、なんとかしてあげてよって心の中で叫びつつ観ていた。私が思う位だから監督本人はどれだけ悔やんだろうかと思う。でも海外での仕事を辞めるわけにもいかないし、難しい。
最後に章人さんの本物の直筆メモが出てきて、泣けた。
ティーチイン上映会にて鑑賞しました。

いやぁ監督の思いしかと受け取りました!
パンフにサインをいただいた時にお話をしたのですが私のギャグに笑ってました笑
気さくな方です。

色々な場面で心を揺さぶられ、泣きました。
観る人によって揺さぶられる場面が違うと思います。

どこで揺さぶられるかは是非劇場で確認してくださいね。
ヨ

ヨの感想・評価

-
人を悼むこと、過去をなぞること、それを受け入れて進むこと
日比遊一さんの写真展も込みで日々監督をなぞる。
三兄弟真ん中は
周囲に気を使い、場の空気を読み、立ち位置を考えるのでしょうか、、、。
切ない。
三人兄弟。アメリカでカメラマンをしている長男が主人公。久しぶりの帰郷は、実家で孤独死をした次男の葬儀。優秀で優しい次男に何が起こったのか。見なかったふりをしている間に、弟に何が起こったのか。
日比遊一監督の実話を基に作られた作品。説明台詞がほぼ皆無。登場人物の関係性を示す語りもほとんどないので、想像を巡らせながら画面を食い入るように見続けた。
死者に残された者の「戸惑い」や「懺悔」。それらを咀嚼しながら、日常を生きる。
永瀬正敏とオダギリジョー。存在感の掛け算。
ii

iiの感想・評価

-
アメリカ行った兄貴と実家に残った弟。弟がオダジョーでゆれるの逆構造、泣ける
maimai1010

maimai1010の感想・評価

3.0
熱田区が舞台になっていることを知らずに観たから、見た事ある風景が出てきて、キャストが名古屋弁喋っててビックリした。
永瀬正敏やオダギリジョーの名古屋弁にはちょっと違和感。そして暗い。ひたすら暗い映画だった。自分がやりたいことではなく、家族の為にいい大学に行き、いい会社で働き、プレッシャーで押しつぶされながら引きこもり生活を送るオダギリジョー演じる次男章人。そんな弟の訃報を受けてアメリカから帰国する永瀬正敏演じるカメラマンの長男達也。ムードメーカーの三男金子ノブアキ演じる隆史と共に章人の死を受け入れられずもがき、、やりたい事を好きにやってきた長男達也の葛藤を描いた監督の体験談からできたというこの作品。いやー兄弟の死なんて受け入れられなくて当然で、観てて結構しんどかった。キャストは豪華だったけど、本当に最初から最後まで暗くて、観終わった後、どよーんとしてしまった。永瀬正敏、カメラマン役多いよね。オダギリジョーはどんな役でもハマってしまって凄いわ。
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