ジャン・ルノワールの観る
19世紀フランス文学名作と評
価されてるそうな小説映画化
男と金で身を滅ぼす夫人の話
面白い
良い感じで深刻でないのがヨロシ
ボヴァリィ夫人の話であるけど夫ボヴァ
リィのキャラも興味深い。原作のあらす
じ読むと夫もかなり書き込んでいるよう
で夫の絶望度もかなり高め。
ラストからも夫を救ってるのか脇に置い
てるのか感アリのルノワール版
田舎町の冴えない開業医の生活に耐え切
れずの夫人。結婚当初は幸福そうだった
ので生活よりも冴えない夫に愛想尽かし
てにも見える。夫を励ましたりもしてる
しね
関係持つ男は2人ですがこの男達もどう
かと思うな~の奴で夫人の心の隙を付い
て遊ぶだけ遊んでみたいな。
夫放置には違いないけど夫がもう少し
しっかりしてればなとも
尺にしてはイロイロあるのでサクサク進
む感強めですがラストだけは異様な空気
持ち込んでテンション上げてる。
バランスどうかな?ですが力業で納得さ
せるのはさすがルノワールであります
所々の田園風景の美しさもルノワール
医師のボヴァリィ氏再婚で前妻のエピソ
ードも少しだけ語られますがこの男は妻
を不幸にする男かもしれないと。
二人の妻にある共通点がやや怖い
ボヴァリィ夫人悪女という単純な構造で
はなさそうであります