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アル中女の肖像のPDfEのレビュー・感想・評価

アル中女の肖像(1979年製作の映画)
4.2
美しい衣装に身を包んだ主人公がくすんだベルリンの街から浮いていて、飲酒することで更にその存在が際立つのが爽快であり、孤独が深まるのが哀しくもあった。

綱渡りのシーン、壁とその前の広大な空き地、遠くに見えるマンション群の対比が物凄く、自分がベルリンにいた頃にはもちろん残っていなかったけど確かにそんな虚ろな空気感は残っていたなと思った。
向こうにいるうちにもっと飲酒して、規範から外れる経験をしておけばよかった…
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