特売小説

ノマドランドの特売小説のレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
-
映画の最後に主人公が訪れた場所は何処だったか、という事だと思うんですよ。

金儲けとか家族とか、そういった概念を拠点として成立させていた人生という時間、それの終焉を迎えてしかし生き延びた後の人の生き方、それを描いていたと思うんですよ。

即ちそれはあたし自身の姿、夜の通りを往く、ダイナーで人工の灯りに触れる、ノックの音に怯える、そういった場面を切り取って孤独をあぶり出されちゃったらそりゃあ胸に迫りますよ。

それからばばあの野ションベンシーンでは「デンデラ」を思い出しましたよ、と。
特売小説

特売小説