アカデミー賞前に滑り込み。
私にはそれほど響きませんでした。もしかしたら前なら何かを感じたかもしれないけど。決してつまらないというわけではなく、フランシス・マクドーマンドが「演じて」そうなってるというより、「現実そのもの」としてそこにいたからかもしれません。原作タイトルの『漂流する高齢労働者』の人生の断片に密着したかのようなストーリーでした。
とはいえ、アカデミー賞主演女優賞はフランシス・マクドーマンドに軍配が上がりそう。演技超えた表現と存在感が圧倒的ではないかと。作品賞と助演女優賞で『ミナリ』がきたら個人的に嬉しいな。そしてフランシス・マクドーマンドとティルダ・スウィントンは裏切らないという私発動の勝手なルールは今回も無事に励行されました。
