賢者ヨシヒコ

ノマドランドの賢者ヨシヒコのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.8
アカデミー賞 
作品賞、監督賞、主演女優賞

どうしても話の内容を追ってしまう癖があるのでエンドロールで思考を巡らしていたのだけれども、そもそもそういう作品なのかもしれない。
と考えると、終わった後の余韻とか思考に時間を割くことも考えて作られてるのかもしれないなぁ…なんて考えすぎかな?笑

ノマド(遊牧民)としてキャンピングカーで各地を渡り生活して行く。
出会いと別れ、時にはノマドから離脱する人、人生に別れを告げる人もいて…
彼女達は自らその生き方を選択して人生を歩んでいる。
「ホームレスでは無くハウスレス」
帰る場所がないわけでは無く、土地に固定された家がないだけ。飢えるほど生活に困っているわけでも無いし、働き口もあり生活出来るほどに賃金も貰える。
しかし、世間の目は彼等に対してどこか冷たい。固定された家に住み、安定して働く事が「普通」とし、彼等を「普通では無い」と見る。

スワンキーがこの道を選び出会った素敵な景色のように、彼女達には彼女達しか見出せない幸せがある

年末のAmazonの倉庫作業から始まり、
色んな出会いと別れ、様々な出来事があり、「また会おう」と離れ
またAmazonから始まる
賢者ヨシヒコ

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