このレビューはネタバレを含みます
恥ずかしながらようやく鑑賞しました。
個人的にはハマりきれなかったのが悔やまれます。
間違いなく本作は素晴らしい作品なのでしょうし、
例えば劇中の『ノマドの生き方は開拓者のよう。むしろアメリカの伝統的な暮らし方よ』と
不動産投資話に盛り上がる中、主人公に気を遣った姉のセリフはとても刺さるものがありました。
しかし、
旅先で出会う人たち、生と死、自然に触れ彼女は何を想うのでしょうか。
思い出を少しばかり引きずりすぎたと言っていましたが決別できたのでしょうか。
そうしてまた荒野に向かって走り出すシーンで幕を閉じます。
もう少し心に触れたかったなあという後味があり、ハマりきれませんでした。
しかしまあ本作の監督は本当に地平線を撮るのが上手いなあと思います。