○通訳であり、教師であり、妻であり、母親であるアイダが家族を守るために奔走する話。暗く物悲しく緊張が物語りに憚ってきます。
ジャケットを見る限りでは若そうに見えたのですが映像としてみるとかなりおばちゃんでした。
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中に実際に起こった「スレブレニツァの虐殺」を描いた衝撃の映像ですが争いの描写はないです、彼らが命の危険に晒されている事は明白に伝わってきます。この事実に知識のない者にはいったい何が起こっていて誰が敵で味方なのか入り乱れた言葉の壁が更に不安になり迷わせます。
アイダの形振り構わずルールを無視してまでも守りたかったものは、ラストは何を語るのでしょうか。ふと「The Mist(2007)」が浮かんできました。
20220319-22(096)