なくいら

ミス・マルクスのなくいらのレビュー・感想・評価

ミス・マルクス(2020年製作の映画)
3.6
社会科苦手マンとしては、マルクス?教科書で見たかなーひげもじゃの革命家だっけ?くらいの感じ。
ましてや、娘の話なんて未知…観終わってから調べた。
このあたりに詳しくない人は、公式HPに載っているエリノアの説明を読むと良いかもです。
Wikipediaだと詳しすぎて、この映画ラストシーンの良さが薄れます。

エリノアは、活動家として、男女平等や労働条件の改善など、様々な活動を続けた。
父のことを尊敬しながらも、女性として生きることがどれだけ不自由なのか、ということに向き合い、戦い続けた。

この作品では、エリノアの政治的活動の一方で、愛した男に翻弄され、抑制されている私生活の方に多くスポットが当たっている。
時折、第四の壁を越えて語りかけてきたり、この時代にはありえないパンクロックが物語を彩る演出が新鮮だった。

何もわからない状態で観るには難しい内容ではあったけど、やっぱり、戦う女の物語はいい。
"前へ進め"
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