トムトム

ビューティフル ドリーマーのトムトムのレビュー・感想・評価

3.5
押井守フォロワーの本広克行監督が「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」を実写化するのかと勘違いしていました。

大学の映画研究会がサークルに伝わる曰く付きの脚本を映画化するために奮闘する青春映画です。

しかしその脚本が「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」そのものの「夢みる人」であるという元々メタ的な作品にもう一重フィルターを重ねたような作品です。

さらに「うる星やつら」のさくら先生にあたるアヤメ先生役のオーディションにやってくるのが秋元才加演じる国民的アイドルグループに在籍していたアキモトサヤカであったり、サークルOBのサイトウタクミを斎藤工が演じるなどメタにメタを重ねまくっています。

正直「うる星やつら2 ビューティフルドリーマー」を観ていない人が楽しめる映画とは思いませんが、個人的に結構好きな作品でした。

主演の小川紗良が良かったです。

うる星の面堂に当たる役をやるヒーローに変身する医者をやっていたイイジマヒロキとして飯島寛騎が、あたるに相当する役を五色のヒーローの6番目の金色戦士をやっていたという経歴のイケダジュンヤ役を池田純矢が出演していて特撮ファンも嬉しい限りです。

池田純矢のあたるの笑い方の物真似が結構うまい。

劇中劇として結構ガッツリ、ビューティフルドリーマーを再現しています。

今作の白眉は秋元才加です。

秋元才加のさくら先生は思っていたよりというか、かなりイイというかメッチャイイ。
実写化したときは彼女で。
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