モンスターバースのゴジラ映画のレビューのたびに「次は沢口靖子とビオランテでお願いします。」と言い続けているのに気づいたので久しぶりに鑑賞しようと思いました。
割とラストの靖子昇天のくだりで面白がられる今作ですが、イヤ悪くないですよ。
と言うか好き。
まあ個人的に生まれて初めて劇場で見たゴジラなので思い出補正があるだけかもしれませんが。
良くも悪くも一般社会にオタクが認知されはじめて、オタク世代に直接ターゲットを絞ったゴジラ作品なのではないでしょうか。
いや怪獣映画とはいえちゃんと大人向けですよ〜。生命科学的な考証やSF、ミリタリー的な交渉もしてますよ〜。
と言う制作会社の声が聞こえてきそうではあります。
しかしまだ製作陣も慣れていないのか「今の若い奴らの好きなの適当にぶっ込んどけー」感は否めません。
すぎやまこういちの音楽も「なんか若い奴らってドラクエとか好きなんでしょ?」という適当な感じでぶっ込まれた気もします。
ゴジラ対ビオランテと言いますが、ほぼゴジラ対自衛隊です。
何と言ってもスーパーX2ですよ。
オタクなんて考証やら設定やら伏線やら言ってますが超兵器好きですから。
僕も「シン・ゴジラ」の電車爆弾からのくだり大好きです。
そして高嶋政伸です。
ほんと80年、90年代に生きた特撮オタクは高島兄弟に特別な感情を持っていると思いますね絶対。
最新の「ゴジラVSコング新たなる帝国」でもモスラちゃんに頭の上がらなかった男一匹ガキ大将なゴジラを倒せるのは女性的怪獣しかいないので、ビオランテの設定はいい線言っていたと思います。
ぜひ最新の技術でビオランテを観たいところです。
そいえばハム太郎と併映を始めたのも今作からなのでいまだに僕はゴジラとコングよりもゴジラとハム太郎にバディ感を感じています。