AWAKEのちぃのネタバレレビュー・内容・結末

★3.8 日本将棋連盟の棋士養成機関・奨励会に所属していた栄一と陸。
2人はお互いを心の中でライバル視し、幼い頃からプロ棋士を目指してきた。
しかし栄一は、陸の才能と強さに負け、プロの道をあきらめ大学に入る。一方、陸はプロ棋士になる。
ある日、栄一はコンピューター将棋と出会い、もっと自由な打ち方で強さを極めたいとプログラミングを学び、将棋ソフト「AWAKE」を開発する。
数年後、コンピューター将棋の大会で優勝した栄一に、プロ棋士とコンピューター将棋を戦わせる電王戦の話が舞い込む。はじめは、話を断った栄一だったが、相手が陸と聞き対戦を決意する。

将棋がわからなくてももちろん楽しめる。
ライバルとして対面で将棋は打たなくなった2人。でもずっとお互いをライバルとして動向を気にはしている。
そして対戦が終わり気付く。将棋は楽しい物であることが大前提であるということを。
はじめて笑顔で2人が将棋を指している描写を見て、解放された気分になった。