herohero

AWAKEのheroheroのネタバレレビュー・内容・結末

AWAKE(2019年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

Amazonプライムで見放題終了間際だという事で鑑賞。

実際にAIとプロ棋士の対決があったのは8年程前なのに、今こういう作品を見ると、将棋AIの反応がとても遅く、古臭く感じてしまう。それ程までにAIの進歩は著しいという事か。
ましてや、現実世界では、自作PCで日頃から将棋研究をしているというマンガ顔負けの天才青年棋士藤井聡太氏の登場によって、最早将棋物語は余程のストーリーでなければ満足感が得られなくなってしまった。
本作も当然ながら将棋物語としては食い足りず、肝心のクライマックスの対戦シーンも、プロ棋士の戦いとしては、勝敗が決まるまでの手数が少な過ぎて、迫力不足に感じてしまった。 
現実に行われた電王戦でも21手でプロ棋士がわざとAIをハメて勝利したようだが、これは真の勝負というより、AIの穴を突いただけの事で、これを題材にするなら、穴を突く事の是非や、それは真の強さなのかという問題を、作品の中で掘り下げれば、別の面白さに繋がったかもしれない。
herohero

herohero