人対コンピューターの将棋対決。
人対コンピューターの熱い頭脳戦、人間の直感が勝つかプログラミングが勝つかのデッドヒート的なのを想像していたが、全体の展開は思ったよりずっとビター、青春のほろ苦さを味わえる非常に優れた良作だ。
吉沢亮の、あの陰キャ役の異常なうまさはなんなんだという感じ。「青くて痛くて脆い」以来、板につきすぎというか。
どうしようもなくて痛いんだけど、それが痛さだけでなく哀しさも纏っていて、今作では絶妙に良い。
完全なオリジナルストーリー、実際の電王戦?とはもちろん違う話だが、パラレルワールド、こんな未来もありえたのではという世界線の話で大変良かった。
イメージしていたストーリー展開ではなく、こちらも裏をかかれる感じで、非常に楽しめた。
馬場ふみかも出ていたのは、個人的評価ポイント。
良作です。