『ニュー・シネマ・パラダイス』(1989)は本当に大好きな映画で、本作はその監督と作曲家エンニオ・モリコーネのタッグだという、自分的には素晴らしいコンビの映画なのだが。あれから10年後に作られたこの作品では監督の成長が無いというか、未だに同じことを言い続けているなという印象の映画だった。途中の下手なシーンはご愛嬌という事で目を瞑らざるを得ない。
だけどやっぱり良いとこもある。ジャズの創始者との対決後の胴上げシーン、レコーディングのシーンは良かった。
1900のセリフの節々でアメリカ的資本主義を批判していて、思わず同意してしまう。