このレビューはネタバレを含みます
いやいや、すごすぎるでしょ…!!鳥肌…!!1920年代、100年近く前にこんな超大作を作れたなんて本当に信じられない。今公開されたとしても十分に面白いし、CGのない時代にこれを全てやったというのがもう…
冒頭の「労働者交代」の異様な行進の様子に始まり、ずっと目が離せなかった。
いくつあるんだ?という多彩な場面設定とセット。人の数も圧倒的。
そして何かが憑依したような演者たちの芝居よ…!群衆の表情もすごかったが、1番はやはりマリア。
機械がなりすましているマリアと、本物のマリアの演じ分けが凄まじい。なんだあの動きと表情は?!本当に何かに取り憑かれているように見える。
こういう世界観がある映画は大体ストーリーが難解なことが多いように思うが、これはメッセージ性があり、とても見やすかった。一体どうなっていくんだろうというスリルもあった。
「頭脳と手の媒介者は心でなくてはならない」うーん、そうだよな…
群集心理の怖さも描いているように感じたが、この十数年後には現実世界で恐ろしい群集心理が生まれてしまうんだなと思うと、複雑な気持ちになった。
ここ最近観た中で、ダントツ1番!!