原田美枝子目当てで鑑賞。
豪華女優陣によるまるで舞台劇のような作品。
贔屓にしている作家である恩田陸が原作と言うのも嬉しい。
有名な作家である重松時子は、自殺と思われる形で死亡する。
そんな彼女の縁戚達は、その後も時子の家で食事を続けるのだが、どこか様子がおかしい。
次第に彼女らは時子自殺の真実を探るようになるのだが…
どこか様子がおかしい雰囲気が続くのは、いかにも恩田陸らしい作風である。
またそのおかしい様子をほぼ台詞だけで回している女優陣の芝居は、プロの仕事だと改めて感じる。
浅丘ルリ子の最後の芝居には圧倒された。