きょう

ザ・フラッシュのきょうのネタバレレビュー・内容・結末

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

某No Way Homeばりに贅沢な映画。
マルチバースを扱う作品だが、多元宇宙をスパゲッティで例えたり、キーアイテムをトマト缶1つに集約していてだいぶ分かりやすくなっていた印象。

ストーリー、キャラクター、アクション、ユーモア…どれも高いレベルで満足感があった。

フラッシュは二人のバリー・アレンを演じるエズラ・ミラーの演技力もさることながら、スピードフォースの描き方、技や連携のバリエーションが豊富で眼福。
あのぬるついた質感の新スーツがとてもスタイリッシュ!

バットマンはまさかのブルースーツを着用したベン・アフレック版、そして往年のガジェットを駆使するマイケル・キートン版、そしてそしてこれまたまさかの『バットマン&ロビン』よりジョージ・クルーニーまで出演。(続投無しのお遊びだと思いますが)

クリストファー・リーヴ、ニコラス・ケイジのスーパーマンまで出てきてもう興奮する要素しかない。

ストーリーは母を喪い、殺人容疑で父も失ったバリーが様々な出会いや若バリーとの衝突から「何を得て、何を諦めて前へ進むか」を決断していくもので、ある意味でフラッシュのオリジンだったように思う。
自身の手で母との別れを決めるシーンは繊細さに思わず涙が出てしまった。

その分ゾッド将軍やスーパーガールが投げっぱなしになったり、ダークフラッシュ周りもあっさり気味になったのは否めないところ。(解決できない問題もある)

また、父の冤罪を晴らす改変だけは行ったことでメタ的にはDCEUが終わりを告げ、今後は一部キャストが変更されたDCUで再スタートを切る事に。
『ブラックアダム』でのヘンリー・カヴィルのカメオ出演が先へ繋がらなかったのは正直寂しい。
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