ザ・フラッシュの映画大好きそーやさんのネタバレレビュー・内容・結末

最速ヒーローがマルチバースを股にかけ疾駆する、家族修復スペクタクル！
奇しくもマルチバースを題材にした『スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース』と公開日が重なり、否が応でも比べられてしまう、不遇な立ち位置で幕を開けた本作ですが、驚くべきことにスパイダーバースシリーズとは真逆の結末へ向かっていく面白い直接対決となりました。
個人的にはこちらの終わり方の方が好きかもしれません。
全てはスパイダーバースシリーズの次回作で決まりますね。
まず脚本の筋立てが自然で、カタルシスのある内容になっていたのが印象的でした。
最後の母親との別れのシーンで泣かない人はいないでしょう。
あの場面に至る積み重ねが本当に美しく、バリーの思いが痛いほど伝わってきました。
戦闘シーンの迫力も然ることながら、ところどころコメディリリーフも効いていて、非常に観やすい作品、人に勧めやすい作品だったと思います。
CGや物語の箇所箇所で気になるところはあれど、映画としての楽しさが勝って、総合的に鑑賞満足度の高い作品に仕上がっていました！