このレビューはネタバレを含みます
DCリブート間近のこの段階でDCEUの最高傑作だったかなと。もっと早い段階でこのレベルの作品が誕生していればまだこの世界線のお話続いていたのかなと思ったり。
過去を改変することで行き着く未来が不幸であることが不変であることを悟って諦める展開、まさにバタフライエフェクトのままだけど、そのビターな展開に胸を打たれたと言いますか。ママとの別れもとても印象的でございました。
同日公開で同じくマルチバースもののアクロス・ザ・スパイダーバースとはその運命の捉え方が対照的なのもおもしろかったり。
超高速で繰り出されるアクションのコレが観たかったんだよ感は勿論の事、電撃を放ったり物質透過したりと思いの外人間離れしていたので驚いたり。
マイケルキートン演じる老バットマンも想像以上に大活躍だったし、スーパーガールのサッシャカジェも非常にクールでございました。
ベンアフとガル姉様は序盤にちょろっと登場して見せ場はあったもののヘンリーカヴィルはニュース映像のCG姿、サイボーグに関しては全く画面に映らずで残念だったな～。ポスクレでアクアマンは現れてくれたので一安心。現ジャスティスリーグの面々が丸々引き継がれる様な事はないだろうから、残りの作品どこかでしっかり幕引きを描いてほしいところ。
サプライズで配置されてた遂にスーパーマンを演じることになった「彼」（CGだったけど）と個人的には好きだけど世間的には評価が低い作品でのバットマンの「彼」のカメオ出演にはホントに驚かされるというかニヤリとしてしまった所。でもこの流れが残りのDCEUのメインストリームになってしまった場合、ベンアフ強制退場？だしフラッシュとアクアマンしか存在確認出来ていないけどどうなるんだろうか。
