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ベイビー・ブローカーのyutoのネタバレレビュー・内容・結末

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

極めて政治的な"赤ちゃんポスト/中絶”のプロットにもかかわらず構造批判はなく母の断罪にかなりフォーカスしててうーん...
万引き家族的な"「罪人だが各々の正義を成すために生きゆく人々」の連帯・家族感"を描きたかったのだと思うけど、そもそも子の責任は母1人の罪ではないしそこより殺人の方がもっと罪だろっていう
IUの役の設定の薄さも突っ込みたくなる

あとペドゥナ率いる警察サイドのストーリー存在意義も?あまり仕組みとして生きてなかった

映画としての場面不足感、完成度の低さ
(ここウマイなというシーンも映画美術もない)が強く
万引き家族を薄めて簡単な商業映画にした感じ?

(韓国市場やCJとの兼ね合いもあってだいぶそこの資本の影響も受けてそう)
韓国現地の価値観と是枝氏価値観との違いの違和感も多かった(セックスワーカーの強調、韓国キリストの支配的な妊娠/中絶観のキツさ)
もっと研究or監修受けて撮って欲しかった

2年待ってた映画だけにとてもショック。。。。。


・IUの욕설(暴言?)が一番の見どころでした
・ソンガンホの演技もカンヌもらうほどではない
・Terra(韓国ビール)を非常に美味そうに飲むカンドンウォン
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