ラム

ベイビー・ブローカーのラムのネタバレレビュー・内容・結末

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

観てきました。
初めての1人映画館。

殺人、売春、誘拐、乳児遺棄、人身売買。
全体を通して、これだけ暗いテーマを描いているのにすごく純粋な愛が感じられて潔くてすごく良かった。

母から子への無償の愛。
父から子への届かぬ愛。
家族を知らない坊やが求める家族愛。

犯罪行為とは真逆に映る平穏に流れるひと時の幸せな時間。
旅をしながらつながる5人の絆。
赤ちゃんが繋いでくれたみんなの気持ち。

みんな愛に飢えてる。
あまりその部分は細かくは描写されてないけど、子守唄のシーン、雨だれの傘のシーンと観覧車のシーン、すごくよかったな。
同じ母親目線では、我が子に母乳を嬉しそうにあげてる幸せいっぱいの様子を見てるソヨンの姿が辛かった。

「みんな、産まれてきてくれてありがとう」

チーフ長、最後に粋だねぇ。
男っぽい性格大好きだわ。
優しさに溢れてる。
最後の最後の車のシーンから私は笑顔と幸せを感じたんだけど、どうかな?

素敵な未来に幸多かれ。
ラム

ラム